電機メーカ系システムエンジニアの米国株投資日記

米国株投資に勤しむ某大手電機メーカに勤めるシステムエンジニアの自己満投資日記。

家計管理アプリ比較レポート(マネーフォワード、Zaim、Moneytree)

皆さんは家計管理アプリを使われているでしょうか?

私は半年前くらいに友人に家計簿アプリのZaimを勧められたことがきっかけで使い始めるようになりましたが、国内には3大家計管理アプリと呼ばれるアプリがあります。

 

それがマネーフォワード、Zaim、Moneytreeの3つです。

 

約半年の間、上記サービスを試してみましたので今回はその比較結果をレポートしたいと思います。

あくまで私の主観での評価となりますので、このレポートを参考に、まずは使ってみて頂ければと思います。

※いずれも無料版でのサービス比較となります。

 

なお、結論から言うと私のお気に入りは「マネーフォワード」です。

 

  

家計管理アプリの利用目的

人によって家計管理アプリを使う目的は様々だと思いますが、畢竟、やりたいことは以下の2点だと思います。

  1. 家計管理…月々のどのくらい収入があるのか。また、何にいくら費やしたのか知りたい。そして、年間通して、どういう傾向があるのか知りたい。
  2. 資産管理…現在の資産の状況と、これまでの推移を知りたい。

 この記事では以下をベースにしつつ、各アプリごとに特徴について書きたいと思います。

 

 マネーフォワード

 メイン画面

メイン画面(図1左)には資産総額と今月の家計簿が掲載されており、現在の状況がここでざっくりわかります。また、下記画面にはありませんが、大きな入出金やクレジット引き落としの残高不足等があると、通知が表示されます。

画面上側の「入出金」を押すと最近の入出金が一覧表示されます。(図1右)

現金支出を入力する場合は、本画面右下の「+」をタップすることで入力できます。

手入力だけでなく、レシート撮影のほかICカード読み取りによる自動入力もできます。

また、画面の下のほうにある「ホーム」、「家計簿」、「口座」から各画面に遷移することができます。

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図1 マネーフォワード メイン画面

(ドラッグストアで買い物し過ぎですね。。)

 

 家計簿画面

メイン画面下側にある「家計簿」をタップすると家計の収支確認画面に遷移します。

通常は月単位となっており、上のほうに収支総額と円グラフで大まかな内訳が表示されます。詳細はその下にリストアップされる形となっています。(図2左)

リストアップされている項目をタップするとさらに詳細が表示されます。(図2右)

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図2 マネーフォワード 家計簿画面

年単位の収支を確認したい時は画面右上の「カレンダマーク」をタップすることで年単位の表示に変更することができます。

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図3 マネーフォワード 家計簿画面(年単位)

 

 口座画面

メイン画面下側にある「口座」をタップすると各銀行・証券会社・クレジット(利用額)の残高確認画面に遷移します。(図4左)

ここでは家計管理アプリで登録している口座の一覧が表示され、口座をタップすると詳細が表示されます。(図4右)

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図4 マネーフォワード 口座画面(一覧)

 

「口座」画面上方にある「内訳」をタップすると、口座の種類ごとの資産内訳を確認することができます。(図5左)

私の画面ですと、”預金・現金・仮想通貨”、”投資信託”、”ポイント”に分かれますが、株式を持っている口座を登録すると、ここに株式も登場します。

タップするとより詳細な内訳が確認できます。(図5右)

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図5 マネーフォワード 口座画面(内訳)

 

マネーフォワードの魅力の一つに「連携できる口座が多い点」が挙げられます。

(私はもともとZaimのみを使っていましたが、”岩井コスモ証券”と連携できなかったことがきっかけで、マネーフォワードを使い始めました。)

連携先を追加する時は、口座画面右下のアイコンをタップし、必要情報を入力すればすぐに口座連携が可能です。

ただし、連携できる口座数は無償版は「10個まで」となっており、11個以上口座連携したい場合は有料版にする必要があります。

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図6 マネーフォワード 口座連携

 

 マネーフォワード独自機能

マネーフォワードの独自機能としてはグループ分け機能があります。

私も生活用と資産運用で役割が違う口座があるので、この機能は重宝しています。

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図7 マネーフォワード グループ機能

 

また、スマホ版では見れませんが、PC版では資産の推移やバランスシートを確認できるのもマネーフォワードの魅力です。

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図9 マネーフォワード 資産推移(PC版)

 

 Zaim

 メイン画面

マネーフォワードと違い、Zaimのメイン画面(図10左)には使ったお金が今月・今週・今日単位で表示され、その下に予算比(or 収入比 or 前月比)が表示されます。

右上のベルのマークを押すと、マネーフォワード同様、大きな入出金やクレジット引き落としの残高不足等があると、通知が表示されます。

現金で支払いした場合は、本画面右下のアイコンをタップすることで入力できます。

これもマネーフォワードと同じですね。

また、画面の下のほうにある(薄くて見にくいですが)「ホーム」、「残高」、「履歴」、「分析」から各画面に遷移することができます。

 

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図10 Zaim メイン画面



 

 残高画面

メイン画面から「残高」をタップすると各銀行・証券会社・クレジット(利用額)の残高確認画面に遷移します。(図11)

ここではZaimに登録している口座の一覧が表示され、口座をタップすると詳細が表示されます。(図12)

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図11 Zaim 残高確認画面

 

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図12 Zaim 残高確認画面(詳細)

 

 履歴画面

メイン画面から「履歴」をタップすると収支の履歴が一覧およびカレンダーとして見れます。(図13)

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図13 Zaim 履歴確認画面

 

メイン画面から「分析」をタップすると家計の収支確認画面に遷移します。(図14左)

通常は月単位となっていますが、週単位・年単位に切り替え可能です。

家計収支は円グラフと一覧で表示され、一覧の中の項目をタップすると詳細が表示される形となっています。(図14右)

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図14 Zaim 分析画面(支出分析)


また円グラフの箇所をタップすると、グラフが支出・収入・収支差分が切り替わります。(図15)

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図15 Zaim 分析画面(円グラフ切替)

 

 Zaim独自機能

Zaim独自の機能としては、給付金検索機能があります。

世帯構成や住所を入力することで利用できる可能性がある給付金をリストアップしてくれます。(図16)

無料版は合致するかどうかは自分でみる必要がありますが、結構役立つのではないかと思います。

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図16 Zaim 給付金チェック



 



 Moneytree

 メイン画面

Moneytreeのメイン画面は口座残高が表示されます。これを左右にスワイプすることで、支出確認画面とポイント確認画面に切り替わります。(図17)

好みは分かれそうですが、配色・機能ともにとてもシンプルなUIで分かりやすいですね。

ただ、残念なことに現金の残高管理ができません。。正確には、頑張ればできるのかもしれませんが、私はやり方がわかりませんでした。現金管理には適していないと思います。

なので、私の中ではMoneytreeはかなり初期の段階から選択肢から外れてしまっています。

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図17 Moneytree メイン画面

画面で各項目をタップするとさらに詳細が表示されます。

以下は支出確認画面で今月をタップした時の画面です。

項目ごとに分けて表示してくれます。画面が真みどりですが、正直ココは円グラフ化&色分けしてほしい所ですね。

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円グラフはできませんが、Moneytreeでは折れ線&棒グラフで現金入出金・全資産推移・支出を表示することができます。

ここはスマホ版のZaimにはない機能ですね。

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 現金記録画面

現金支出の入力をする際は画面下側にある「現金記録」をタップします。

そして、画面右下の「+」ボタンから現金支出の入力ができるのですが、Moneytreeでは残念ながらレシート入力はないようです。

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 通知画面

画面下側にある「通知」をタップすることで、マネーフォワード/Zaim同様、大きな入出金やクレジット引き落としの残高不足等があると、通知が表示されます。

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比較結果

以上を踏まえて強み・弱み・向いている人をまとめてみました。

 

マネーフォワード

 【強み】

  ・連携機能が三大アプリの中では最強。

  ・管理・分析が細かくできる。

  ・現金管理OK。

  ・グループ分けが可能。

  ・資産推移確認や家計のバランスシート化ができる。(PC版)

 【弱み】

  ・連携可能な金融機関の数が10個まで。

  ・若干複雑。

 【向いている人】

  ・可能な限り自動で、かつ、細かくお金の管理をしたい人。

  ・資産運用(投資信託、株式等)の管理もしたい人。

 

Zaim

 【強み】

  ・管理・分析は細かくできる。

  ・現金管理OK。

  ・給付金リストアップ機能がある。

 【弱み】

  ・資産推移が無料版は見れない。

  ・意外と連携できない金融機関がまだ多い。

  ・広告が地味にうざい。

 【向いている人】

  ・ある程度連携であとは現金で管理をしたい人。

  ・資産運用ではなく、純粋に家計の管理をしたい人。

 

 

Moneytree

 【強み】

  ・機能がシンプル。

  ・意外に連携には強い。

  ・長期間のデータ保存が可能。

 【弱み】

  ・現金管理に弱い。

  ・色が同じで家計の分析がしにくい。

 【向いている人】

  ・簡単なアプリがいい人。

  ・連携でざっくり管理できればいい人。

 

さいごに

 

上記はあくまで私の主観ですので、人によって少しずつ意見は変わってくると思います。来年の増税でキャッシュレス化が進むとお金が目に見えなくなるため、管理をするためのツールが必要になります。

今回比較した三大ツールはいずれもキャッシュレス時代のお金の管理にとても有用だと思います。すべて無料で使えますので、一度使ってみて自分にあうツールを探してみてください。